
飛翔
音楽をやめて、静かな湖畔で木こりでもしながら生きていきたいと思うことが度々ある。 高校生の頃からずっと言ってるから、もしかしたら聞いたことがある人もいるかも。 鳥の囀りとか聴きながらさ、湖のほとりで毎朝コーヒーを飲むんだ。 昼は斧で木を切って、夜はその辺で獲れた鹿とか食っちゃって。 でもある時、今の木こりはみんなチェーンソーを使うことを知って諦めた。 うるさいのは疲れるからね。 考えることに疲れて、何も流れていないイヤホンを付けて歩くことがある。 仕事のために聴くことはあっても、それ以外に音楽を聴く理由を見つけられないこともある。 そんな時って大抵、何をやっても上手くいかない時。 でもそこから自分を救い出してくれるのもまた、音楽だったりする。 ついこの間、数少ない友人に「この歌詞が一番好き!って曲ある?」と聞かれた。 あんまり考えたこと無かったんだけど、真っ先に浮かんだのが橋本絵莉子波多野裕文の「飛翔」。 「もう一度やり直せても 同じことを選ぼうと思う」 サビのこのフレーズ、何回聴いても胸がギュッと締め付けられる感じ。 どうだろう、俺、もう一度や